一所懸命

浅田次郎さんの一路という本、上下巻を読み終えました。
私、高校の時から古文とか漢文、そして映像の時代劇さえも苦手でした。
同じ日本なのに文化が違いすぎてするっと自分のモノにできないっていうか、
時間が掛かってしまってたという感じでしょうか。
なので、読み始めはとってもゆっくりだったんですが、
(古い言い回しとか参勤交代のお話ですので)
上巻の半ばくらいから結構読めるようになりました。
登場人物が結構うまい事描かれてて、
場面によっての説明も上手だったからでしょうか、
下巻は結構いつものペースで読めちゃいました。
くすって笑ったりしつつの人情味があふれるというか。
浅田次郎さんってぽっぽや(鉄道員)しか読んだことなくて、
しかもあれ短編集のに映画になったとかすごいっていう記憶しかないもんで、
好きか嫌いかよく覚えてなかったもんで、
人にいただかなければこの本も読んでなかったんやろなって思うと、
御縁です。祝着じゃ。
ちなみにタイトルは、
一生懸命ではない、一所懸命。
ネタばれしない程度にフラグだけ立てときます。
ただ、どちらも全力で頑張る事やろうけど、
一所懸命って、一つの場所で力を出すというか、
なんとなくプロ意識のほうが近いのかなって思いました。

”「私はこの道のスペシャリストである」と常に意識する”
自分にもこれだけは譲れないっていうなにかに没頭できるものはありますでしょうか。
世界中を幸せにしたい気持ちは譲れませんが、
それもスペシャリストとして極めることはできるのでしょうか。
まだまだ範囲が広すぎるかもね。
私に出来る事。詰めていこう!


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